鉄道ファンの聖地 台湾
台湾には鉄道好きが喜びそうなスポットがたくさんあります。駅舎を改造したレストランや古トンネルを再利用したサイクリングロード、観光用に整備された製糖鉄道など、鉄道ファンならずとも楽しめるものばかりです。
写真は台湾中部の彰化駅に隣接する扇形車庫です。扇形車庫とは中央にターンテーブルと呼ばれる転車台があり、その周囲に扇形の車庫があるスタイルです。在庫は一般開放されていて、日本製の蒸気機関車CK124(C12形)も見られます。
台湾鉄路局サイトより
日本の鉄道と再度「縁結び」
台湾集集線・いすみ鉄道が姉妹鉄道に
【台湾鉄道と日本の鉄道の提携の歩み】
2012年:台湾鉄道CK124とJR北海道C11 171号が姉妹蒸気機関車締結
2013年:台北松山駅とJR四国松山駅が姉妹駅締結
2013年:新北市平渓線と江ノ電が一日券互換キャンペーン
2014年:新北市平渓線と由利高原鉄道鳥海山ろく線が姉妹鉄道締結
2014年:南投集集線と千葉県いすみ鉄道が姉妹鉄道締結
2015年:台湾鉄道、京急電鉄と友好協定 日本の大手私鉄で初
台湾鉄道の集集線は彰化県二水駅から南投県水里郷の車埕駅を結ぶ全長30キロ、1921年に完工してから94年の歴史を誇る台湾でもっとも歴史のあるローカル線です。千葉県のいすみ鉄道は全長26.8キロ、沿線の風景や温泉、山林の珍味など魅力がいっぱいです。路線の長さや営業方式、沿線の景観をみても集集駅によく似ています。
台湾鉄路局サイトより
日台同名32駅に
台湾と日本には同名駅が32もあります。これは世界唯一の特色であり、他の国には真似できないセールスポイントです。
台湾交通部観光局、日本官公庁、観光振興協会などが2014年8月20日まで「台日32駅同名さん1日駅長募集」イベントを進めてきました。栄誉団長兼台湾観光親善大使の小林幸子さん率いる32名の日本の方々が、同年11月24日から27日まで体験旅行に訪れました。
台湾観光局サイトより
日台姉妹駅として提携
写真は、台湾鉄道の新竹駅と日本のJR東日本の東京駅が姉妹駅として提携するのを記念して作られたものです。
台鉄は銅製メダル、IC乗車カード(写真)、竹製文鎮、陶磁の皿の特性グッズ4種を発売。それぞれ駅の姿や設計図などをあしらったもので、高級感あふれる作りとなっています。記念グッズは台鉄グッズショップ「台鉄夢工場」や台鉄弁当本舗などで販売されました。
台湾観光局サイトより
台湾高速鉄路(THSR)
台湾高速鉄路(THSR)は通称「台湾高鉄」と呼ばれています。台北から左営(高雄)までを最速96分で結びます。2007年に開業し、使用されている車両は 700T型と呼ばれ、最高速度は時速300キロです。線路の状態も良く乗り心地は上々で、サービスの良さが自慢です。
台湾高速鉄道(新幹線)は、乗り遅れそうな乗客の為、発車を10秒ほど待つサービスを行っています。同社によると、発車直前に駅に到着する乗客などが、慌てて転倒するなどの事故を防ぐため、乗務員に発車を待つよう無線連絡をする決まりになっているとの事。高鉄では、乗客を急かさないために、発車アナウンスをプラットホームでは流さず、ロビーでのみにする措置も採られています。
台北中央社より