「台湾」と言えば、「烏龍茶」が有名であることはご存知の方も多いと思いますが、
実は、台湾のコーヒーは「烏龍茶」にも負けずの特別なコーヒーなんです。
どこが特別かというと、その味と香りです。
亜熱帯気候の台湾はコーヒーの栽培に適しているため、
風味豊かなアラビカ種コーヒーを導入しております。
現在、台湾のコーヒーの年間(2014年)産出量はわずか800トンで
世界全体の約0.01%に過ぎないそうです。
初めて台湾コーヒーは1844年にイギリスの企業「德記洋行」が
米国サンフランシスコからアラビカ種のコーヒー苗を屏東県農業試験場で導入、
日本時代(1895年~1945年)にも台湾東西部の北回帰線の近く山腹に
複数の場所(約500ヘクタール)で大量植えられたと言われております。
舞鶴「住田珈琲農園」について
1933年(昭和8年)に出版された毛利 之俊著『東台湾展望』の本に基づいて、
住田物產株式会社(國田 正二氏が成立)は1930年(昭和5年)11月に台湾総督府の許可を得で、
翌年1月から舞鶴(海拔750尺)プラットフォーム(約405甲)で台湾珈琲栽培に始まりました。
住田珈琲農場の管理部
住田珈琲農場の風景
花蓮県瑞穂郷舞鶴珈琲の先駆者の国田 正二氏に紀念紙
(以上の資料は東昇茶行より)
台湾コーヒーはいま世界のコーヒーファンが注目の銘柄し、
日本の皆樣にも「日本とも台湾コーヒー」の味わいを
是非一度お試してもらえればと期待しております。